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家族によるスポンサーシップ移民の選択肢

カナダの永住権または市民権所有者がスポンサーになり、家族を移民させるケースは、非常に多くみられます。スポンサーすることができる家族の範囲は、配偶者、判例法上の配偶者、扶養義務のある子、両親または祖父母です。配偶者とは、あなたが結婚している相手を意味し、また判例法上の配偶者とはあなたのパートナーとして最低12か月以上一緒に住んでいる親密な関係にある相手で、異性または同性同士のカップルでも良いとされています。扶養されている子というのは、一般的には働かずに継続して学校に通っている22歳以下の子供をさし、結婚していたり子どもがいたりする場合はこの意味での子供には含まれません。

通常のきまりでは、スポンサーは、スポンサー本人とスポンサーされる人の生活を保証するために、スポンサーが従事している仕事から収入を得ていることが必要です。政府は、最低限度額の収入に関する規定(LICO)を設けています。このLICOの額は毎年変わるので、スポンサーは最新のLICOを確認してみる必要があります。

ただし、例外として、カナダ人が配偶者をスポンサーする場合、収入を示す必要はありません。厳密にいえば、スポンサーが福祉援助を受けていないこと、失業保険をもらっていないこと、政府の援助を受けていないことが示されればよいことになります。しかしながら、一般的に最低でも収入のある職に就き、将来にわたっても見込みがあることが望ましいでしょう。

配偶者をスポンサーする場合、基本的な方法として2つあげられます。一つ目は、カナダ国内でスポンサーシップ申請をする方法です。夫と妻両方がカナダ国内に住んでいる場合、通常この方法が取られます。この手続きは、2つのステップに分けることができます。まず初めに、申請者は、なぜ自国に住んでいないのか、またなぜこの申請をするためにカナダに滞在する必要があるのかについて特別な事情があることを示さなければなりません。政府が特別な事情はないと判断した場合、再審請求の権利は認められないので、申請はここで終わることになります。次に、申請者は、スポンサーに配偶者を養う十分な収入があること、そしてこの結婚が移民することが目的の結婚ではなく、真実の結婚であることを示す必要があります。申請書が提出された後、政府は予備的に書類を検討します。書類が受理されると、政府は申請者がカナダ国内で働くことができる「短期オープンパーミットワークビザ」を 発行します。通常、申請者はこの手続きが進行している12~18か月間はカナダ国内に滞在している必要があります。もし、身内の介護、海外で働くため、旅行などの事情でカナダ国内を離れる必要がある場合には、この時点で申請手続きが打ち切られることになります。なぜならば申請者がこれ以上カナダにいなければならない特別な事情がなくなったと考えられてしまうからです。

二つめは、カナダ国外でスポンサーシップ申請をする方法です。申請者が自国に住み、スポンサーがカナダに住んでいる場合、通常この方法が取られます。スポンサーは、カナダ国内で書類を提出します。政府は書類を検討して、それが受理されると、政府から自国にいる申請者に手紙が送られます。通常この手続きには、前に示した方法と同様に、カナダ国内の手続き期間として12~18か月間かかります。大きな違いは、再審請求権が認められていること、申請者が働けること、申請手続中でもカナダ以外の国を旅行できることにあります。

カナダのスポンサーシップに関する法律には、様々なことを想定した特別例外規定がたくさん見受けられます。一般的に知られているものとしては、「ロンリーカナディアン移民」があります。これは、カナダの永住権または市民権所有者がカナダ国内に親類がなく、かつ自国また他の国のどこにも法律上スポンサーすることに該当する親類がいない場合、通常ではみとめられていない親類にまで範囲を広げてスポンサーとなることができるというものです。

現在のところ、連邦政府は配偶者のスポンサーシップ移民は奨励しているのでその申請手続きもスムーズに行われていますが、両親や祖父母のスポンサーシップ移民はあまり奨励していません。この手続き期間も劇的に長期化し、今ではあるケースにおいて5年はかかるともいわれています。

同時に、連邦政府は、投資家移民の申請に優先順位をおいています。もし、あなたの両親にビジネスの経験があり、かつ80万カナダドルの純資産と5年間40万カナダドルを投資することができるならば、投資家移民の申請をするのが良いでしょう。投資家移民の申請手続きは、1年またはそれ以内の短期間で終了します。両親などがすぐにカナダに来ることを望み、かつ投資家移民の条件を満たしている場合には、スポンサーシップではなく投資家移民の申請をすることをお勧めします。

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